紹介予定派遣のメリット
- 働きながら職場を探せる
- 入社前に職場を知れるからミスマッチが少ない
- 正社員の準備期間にできる
保育士の派遣には、「紹介予定派遣」という派遣と通して正社員を目指せる働き方があります。
『いきなり正社員として働くことが不安な人』『人間関係や職場選びを失敗したくない人』に人気の就活方法です。
この記事では紹介予定派遣の仕組み、メリット・デメリットを紹介します。
紹介予定派遣の仕組み
紹介予定派遣とは、正社員雇用を前提とした派遣形態のことです。
派遣先の保育園で一定期間働き、「派遣保育士」と「派遣先の保育施設」の双方で合意した場合に直接雇用に切り替わります。
紹介を受けた保育園の社員になりたくない場合は、正社員登用を断り、新たに別の保育園を紹介してもらえます。
正社員で雇用されるまでは派遣会社が雇用主となり、給与や待遇は派遣会社の規定に従います。保育園での直接雇用が決まれば雇用先の規定に切り替わります。
紹介予定派遣のメリット
紹介予定派遣のメリット1:派遣会社のフォローを受けながら職場を探せる
紹介予定派遣は派遣社員として働きながら、長く勤められる保育園なのかを見極めることです。
働いている間は派遣会社のフォローを受けられます。また、直接雇用になる際も条件の見直しについて派遣会社が仲介に入ってくれます。
「正社員入社したい!」とお願いしている立場なのでなかなか言い出しにくいことですが、派遣会社の人材コーディネーターが給料交渉してくれます。
条件に合わなければ別の保育園を職場を探せます。
この派遣保育士の強みを活かした就職活動をできる点でメリットがあります。
紹介予定派遣のメリット2:入社後のミスマッチを事前に防げる
一般的に正社員は、保育園の求人を探し、応募、面接などの採用選考を経て入職します。
しかし、実際の保育園の雰囲気、人間関係、保護者や子供の様子などの実態は働くまでわかりません。そのため「こんなはずじゃなかったのに」と後悔する可能性があります。
HPや求人票、保育園見学で得られる情報よりも数ヶ月間一緒に働いた方が、保育園の文化を深く理解できます。
簡単にやめられない保育士のお仕事ですから、納得した上で正社員になれる紹介予定派遣ならではメリットでしょう。
紹介予定派遣のメリット3:復職への準備期間として活用できる
保育士の再就職する際に課題となっている(なった)ことに挙げられているのが「仕事の負担、責任が大きい 」「知識や技術の習得、保育環境の変化への対応」「離職期間、経験不足への不安」といったブランクから復帰への不安です。
特に子育てがひと段落した保育士が正社員への復帰を考えた際に「保育士の仕事をできるのか…」と感じてしまいます。
そこで正社員への準備期間として紹介予定派遣を活用すれば、派遣期間をリハビリ期間として利用できます。
現場復帰を派遣→正社員と段階的に行えるのも紹介予定派遣ならではのメリットです。
紹介予定派遣のデメリット
紹介予定派遣のデメリット1:直接雇用には保育園の合意が必要
紹介予定派遣では双方の合意で直接雇用に切り替わります。
そのため、正社員になる条件が保育園が「採用したい!」と思うことです。
保育園で人間関係も良好、魅力的な保育園で入社したい!と思っても保育園の方針に合わずに採用を見送る場合もあります。
紹介予定派遣のデメリット2:利用している保育園が少ない
紹介予定派遣は、「正社員を目指す保育士」と「採用したい保育園」の不安を解消できる制度ですが、採用までに時間がかかることから利用する保育園が少ないです。
通常、新年度に合わせて採用活動を行い、人材不足した際に派遣などの非正規雇用で補っています。
「悠長に半年かけて採用活動をする暇がない」というのが本音です。
しかし、視点を変えれば紹介予定派遣を活用する保育園ほど、良い人材を確保したいと考えていることがわかいります。
正社員を使い捨てのように採用する保育園の可能性は低いので狙い目です。
紹介予定派遣で失敗しない正社員を目指そう
こんな方におすすめ
- 職場の人間関係や労働環境で失敗したくない人
- 保育園の雰囲気を確認しておきたい人
- いきなり正社員で働くことに不安がある人
何もわからない状態で正社員になることが不安に感じる方には紹介予定派遣を活用していてください。
利用する保育園は少ないのですが、大手派遣会社ほど紹介しています。正社員で失敗したくない方はこちらの制度を活用してみてください。