保育士派遣のメリット
- 派遣労働法で守られているからサービス残業なし!
- 担任・イベント・書類がないから持ち帰り仕事なし!
- 残業は働いた分だけ割増賃金で全額支給!
保育士の仕事で不満に上がるのがサービス残業や持ち帰り仕事です。
日々の子どもの保育に、連絡帳・成長記録・お便りなどの書類作成、イベント・制作の準備と保育士一人の業務は多いです。
残業がある、休憩がないのは当たり前。保育士の仕事を一生懸命やる人ほど割に合わないとため、退職を選ぶ人もいます。
しかし、保育士派遣ならサービス残業や持ち帰り仕事はできません。その理由を解説します。
派遣保育士はサービス残業・持ち帰り仕事ができない理由
保育士の派遣は派遣会社で労働契約し、保育施設でお仕事をする働き方です。
仕事上の指揮命令は派遣先の保育施設が行います。
サービス残業は労働基準法違反です
「保育士なら、サービス残業や持ち帰り仕事が当然」だと考えてサービス残業を強要されるのでは?と不安になるかもしれません。
しかし、正社員・パート・派遣ともにサービス残業は労働基準法違反です。
労働基準法では、勤務時間に応じた割増を含む賃金を支払いを規定されています。
一例を挙げると労働基準法第37条では、【時間外・休日及び深夜の割増賃金】ついて以下のように明記されています。
使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の二割五分以上五割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
参考労働基準法
この違反には、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金の罰則が設けられています。
では、誰が罰則を受けるのか?というと
基本的には雇用契約を結んでいる人材派遣会社。一部を派遣先の保育施設が罰則の対象となるのです。
そのため、適切な運営を行なっている派遣会社であればサービス残業はありえないのです。
保育士 サービス残業の実態は平均で月13時間以上
2018年3月に愛知県内の研究者や保育団体などでつくる「あいち保育労働実態調査プロジェクト」が名古屋市内の保育士の労働実態調査の結果を発表しました。(以下引用)
今回発表したのは、名古屋市内の認可保育所の正規職員約4割にあたる2660人分の速報値です。(省略)
労働時間の調査では、準備や保育記録、お便り帳記入などで月時間外労働は平均で16・6時間。うち13時間は超勤手当が支払われず、サービス残業でした。40時間以上と答えた人が9・6%にのぼり、過労死ライン80時間を超える最長135時間と答えた人も。さらに仕事が終わらず、そのうえで、持ち帰り残業している人が78%もいました。
こちらは名古屋市内の保育士に限定された調査ですが、全国レベルで同レベルのサービス残業が起きていると考えて良いかと思います。
保育士の残場事情としては月13時間程度のサービス残業があるのですね。
保育園でサービス残業を強要される場合は派遣会社が対応
もし、保育施設にサービス残業を強要される。もしくは、言葉に出さなくてもやらざるを得ない状況になった場合は、派遣会社の人材コーディネーターに相談し対処してもらいます。
これは派遣労働者の保護と雇用の安定を目的とした『派遣労働法』に明記されています。
派遣労働省の正式名書は、『労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律』です。
派遣元企業、派遣先企業に遵守すべき法律が存在します。
最新の労働派遣法はこちら労働者派遣法が改正されました
つまり、保育士派遣は派遣会社に守られて働くことができるのです。
派遣保育士は保育補助として保育園で働くことが多いので人間関係が悪くなるのは困りますねよね。
派遣保育士だから…といって定時に帰っていると職場でどんな扱いを受けるかわからない。もしかして「うざい?使えない?と思われているのでは?」と不安な方も安心してください。
派遣会社が間に入って対応してくれますから。
ただ、派遣会社によって対応に差があるので大手派遣会社であるほど、しっかりした対応が期待できます。
派遣保育士の残業はきっちり支払われる
派遣会社は、派遣先の派遣会社から派遣料金を貰いその一部※を派遣社員に支給しています。
※マージン率は派遣会社から事前説明があります。
保育士の派遣は、派遣先の保育施設の労働に対して料金をいただく契約をしているため、サービス残業をすれば派遣会社の利益が減ります。
そのため、派遣会社は相談された内容に対してきっちり料金を請求してくれます。
保育士派遣に残業はさせたくない
保育施設が支払うのは派遣会社への派遣料金なので残業をさせるほど高額になってしまいます。また、サービス残業の恐れがある場合も後からの徴収やトラブルが起きる恐れがあるため、派遣社員には依頼をしません。
「コスト(残業代)をかけたくない。リスク(労働問題)を負いたくない」というのが保育園側の本音です。よほどのことがない限り派遣保育士に残業をさせません。
派遣保育士なら残業手当でもっと稼げる!
派遣保育士にできる限り残業をさせたくない!と思う保育施設もあれば、人手不足から残業を依頼する保育施設もあります。
保育士の派遣は派遣会社と36協定を結び、保育園から残業を依頼されれば、残業できます。
残業では
- 時間外労働(1日8時間以上)なら1.25倍
- 休日労働であれば1.3倍以上
の割増料金となります。
保育士の残業代の例
時給1000円なら時給1250円
仮に運動会や発表会などで月10時間ほどの残業があったら、12500円の残業代を支給されます。
正社員やパートに比べると保育士派遣は派遣会社から守られています。
そのため、残業代はきっちりもらえる環境下で働いた分だけ給料を反映されます。本来なら嫌な残業もちょっとした楽しみに変えられますね!
派遣保育士なら残業なしでプライベートも充実
保育士の派遣では、事前に「どんな働き方をしたいか」を人材コーディネーターとすり合わせできます。
- 残業をしないで定時に帰宅
- 残業ありでフルタイムで働く
といった選択ができます。
サービス残業・持ち帰り仕事なし!保育士派遣でプライベートと保育士の仕事を両立しましょう!